洗足学園中学帰国生入試の難易度分析

 この記事は、アメブロの記事の続編に該当します。 

直接このページにいらっしゃった方は、アメブロの記事を先にご一読いただけますと幸いです。 

 

★合格偏差値の考え方は、下記、「青稜中学の帰国生入試難易度分析」の前半部分をご参照ください! 

 洗足学園の四谷大塚偏差値について 

 帰国枠の合格偏差値は、B入試「算国英3科目受験」なのですが、偏差値は算国の2科目ですので別の分析が必要です。  


英語入試について

A入試は英語100点+英語面接100点で200点満点。

レベル感で言うと準1級以上というイメージですが、文法問題の割合が多く、準備なしで解いてみるととんでもなく低い点数になるくらい癖があります。

英検準1級以上というと相当んレベルのはずなのですが、やはり英検は実用英語なので文法はあまり関係ないんですね。


B入試は英語100点+英語面接100点+算数100点+国語100点で400点満点。
3科目入試て行っても、英語面接が100点あるので、実質的に半分が英語力と言えます。
レベル感で言うと2級なのですが、A形式同様、くせのある文法問題がたっぷり出題されているのと、長文問題も結構長いので、実質的には英検準1級を持っている受験生が合格しているようです。


加えて、算数と国語が、ここ5年くらいで一気に一般入試レベルまで必要になってきました。

B入試のラインは、「算国の偏差値55」+「英検準1級」+「英文法」というイメージで取り組む必要があります。


過去3年の合格最低点と平均点

面接試験の合格最低点が結構低いですね。

説明会のお話では、足切り点を設けるわけではなく、学科試験で稼いでくれれば面接点が低くても合格を出すとのことです。

同様に、B入試の英語の最低点が低くても算数と国語でカヴァーできるということです。

私の元教え子でも、帰国してきたのがすごく早くて(小3くらい)、受験勉強はずっと4科目で勉強してきた受験生が、小5くらいで英検2級を受けたら受かった!という感じでそれ以外は英語の勉強はほとんどやっていなかったのに洗足Bで合格をいただけたケースがあります。


ご参考になれば幸いです。