四谷大塚の偏差値表の分析
★合格偏差値の考え方は、下記、「青稜中学の帰国生入試難易度分析」の前半部分をご参照ください!
では、桐光学園の分析です。80偏差値表と50偏差値表です。です。
桐光学園は、男女別学という珍しい学校で、当然、同じ入試問題でも合格ラインが変わります。
共学の場合とは逆に女子の方がラインが低いというより、男子の方が人気が高い学校だと考えたほうがいいでしょう。
帰国枠の方もラインが出ていますが、算国受験の数値です。
ただ、この数値は、はっきり言って信用できません。
なぜなら、合不合判定テストの合格ラインは、前年度の模擬試験受験者の合格・不合格情報から逆算されたものであるからです。
どういうことかというと、その合格・不合格情報を提供した受験生が、「算英」もしくは「国英」で受験していることもあるのです。
四谷大塚の合不合判定テストではもちろん英語の実施はないので、私のような専門家の分析が必要です。
英語を含めた受験パターンによる難易度分析
2024年度入試の、受験パターン別の結果は以下の通りです。
やはり、各型式ごとに合格最低点が違いますね。
同じ試験問題とはいえ、3種類の組み合わせがあるので、合格ラインをどのように決めているのかはとても興味があります。
「3科目ともに同じレベルの問題」を作ることは不可能なので、そこは、桐光学園の各科目の先生の「●●点取れてほしい」という願いが込められていると思われます。
私は、20年くらい、この帰国枠の受験生の合否結果を見てまいりました。
実は、この中学は、過去問題をウェブサイトで無料公開しているので、受験生はもちろん、指導する塾関係者も狂喜乱舞できるレベルの情報公開度です。
(作問に自信があるからなのでしょう。プロの目から見ても納得できます。)
以下が所見です。
算数・国語・・・一般入試よりは易しめ。2科目で偏差値40前半くらいから受かり始めていますが、四谷の基準はちょっと甘いと思われます。実際は女子が45、男子が50くらいでないと80%にはならないのではないでしょうか。
英語の問題について。
年々レベルが上がってきています。文法、語彙は2級レベル、長文読解は準1級レベルです。
英語受験者は算数・国語のどちらを選ぶか
もし、第一志望が3科目の慶應SFCだったり洗足Bだったりするならば、算数と国語は「得意な方」でいいと思います。
もし、決めきれないならば、先述した過去問題を3年分くらいやって、安定して高得点取れる方を選べばいいでしょう。
目安は、英語次第ですが、最低でも50点、英語で稼げないなら70点取れる必要があります。
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