東京都市大学付属中学校の帰国生入試難易度分析

四谷大塚の偏差値表の分析

★合格偏差値の考え方は、下記、「青稜中学の帰国生入試難易度分析」の前半部分をご参照ください!

さて、東京都市大学付属中学校の四谷大塚偏差値表です。


まずは80偏差値です。

この中学は、一般入試同様、Ⅰ類とⅡ類の選抜基準があり、Ⅱ類の方が高い合格ラインです。

同じ試験問題で、Ⅱ類で出願して不合格であってもⅠ類がスライド合格できることがあります。

2教科・3教科・4教科で受験できる「全方位型」の受験といえます。

帰国は2科目の偏差値です。4科目受験の生徒の合否も、2科目偏差値で判定が出されるので注意画筆王です。

この中学は、一般入試も帰国入試も難度上昇中の学校ですが、特に帰国のⅡ類の合格ラインは厳しくなっている印象です。

この10年間、翌日に海城中学の入試がありますが、3年くらい前までは、都市大のⅡ類合格が海城帰国の合格の必須状況といえるくらいでした。

どういうことかというと、都市大のⅡ類に合格していないのに海城は受かる、というケースはまれだったのです。

しかし2023年、2024年度の入試結果を見る限りでは、都市大Ⅱ類で不合格なのにⅠ類が合格していれば海城が合格、というケースが増えてきました。

この表は、2科目偏差値での判定ですが、4科目でも同じくらいの偏差値だと思われます。


3科目受験の難易度分析

さて、A方式3科目【算国英】にするか、B方式2科目【算国】にするか迷われるケースが多いようです。

田畑からのアドバイスとしては、英検2級以上持っているのならばA方式3科目をお勧めします。

というのも、A方式3科目受験生の【算国】の点数を見てくれ、B方式2科目の合格に達していれば「合格」をいただけるからです。

ですのでA方式3科目の受験生は【算国】・【算国英】で合否を見てくれるというわけです。

しかも、どちらかがⅡ類のラインに達していればそちらの合格を優先してくれるということです。

実に受験生フレンドリーな入試と言えましょう。


英語の問題のレベルは語彙、文法、長文読解すべてが英検準1級以上です。

しかし、2級ホルダーでも、過去問題の分析と練習をしっかりしておけば合格は十分に狙えます。

※日本語での記述問題があるところが英検との大きな違いです!